肝硬変の運動療法

肝硬変の急性期には、一時的に安静が必要な場合もあります。

 

ですが、病気を抱えて長期療養が必要な患者さんに対して、
肥満の予防を含め、どの程度の運動が可能かを指導することも大切です。

 

肝炎の活動期、黄疸や腹水、肝性脳症がある非代償期肝硬変患者さん、
利尿薬の投与中、易出血性の食道・胃静脈瘤を持つ患者さんなどは、
ストレッチ等の軽い運動が適しています。

 

チャイルド・ピュー分類において、
グレードAの肝硬変の患者さん(代償期の肝硬変患者さん)は、
有酸素運動を行なうことが適しています。

 

この場合の有酸素運動は、「最大運動強度の50〜60%」で、
目安としては「心拍数・いつまでも続けられる・軽く汗をかく・
普通に会話ができる・やや息が弾む」程度で、
時間的には30分ほどが適しています。
可能であれば毎日行なうように指導します。